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SaaSは、事業者がソフトウエアの機能(パッケージ)をインターネットを通じてサービスとして提供し、その使用料を月額などの形で対価として受け取る形式のアウトソーシングサービス事業モデルである。従来のパッケージ(ライセンス)契約では、利用者が導入時に規模に応じた投資が必要であり、運用保守の人員、費用が別途かかっていた。
SaaSは、パッケージ・ライセンス料を月額や年額で支払う形となり、新規導入時の投資、運用保守料を抑制することが可能となる。同様のサービスとしてASP(アプリケーションプロバイダー)があるが、両者の違いとしては、SaaSはASPで不可能であったカスタマイズが可能となったこと、通信回線が基本的にインターネット利用を前提とし、大容量・高速化対応がNGN(次世代ネットワーク)のサービス開始により可能となることである。SaaS事業モデルは、この10年間のブロードバンド環境の普及、Webアプリケーションの進歩、プラットフォームの処理性能の向上など技術面の飛躍的向上と低価格化によるところが大きい。そういった意味で、ASPの発展形として位置付けられる。特徴は以下の通りである。
- マルチテナント方式の採用
ASPはシングルテナント方式(ユーザ毎にサーバ環境を割り当てる)であるのに対して、SaaSは仮想化により複数のユーザでサーバを共有するマルチテナント方式を採用する。よって利用環境が低価格で提供される。
- アプリケーション性能・操作性の向上
従来ASPはパッケージソフトを単にサーバに載せ、フロント部分をHTML化したものであったが、SaaSはAjax(WEBユーザインターフェース)など最新技術を採用しており、性能操作性が大幅に向上している。
- カスタマイズ性の向上
SaaSはユーザインターフェースを自由に変えたり、データベースに項目を自由に追加したりするなどカスタマイズが容易である。画面の項目やレイアウトの修正及び追加が可能となっている。
- アプリケーション連携が容易
テーブル項目の追加、修正だけでなく他システムとのデータ連携が可能となる。
将来的には、ソフトのビジネスロジックそのものの追加や修正まで可能にすると発表されているものもある。
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このようなサービスの進展から、SaaS/ASPの今後の利用について前向きに検討している企業の割合は45.6%(※)にも上っており、注目度の高いことがわかる。
※ IDC-JAPANの2007年11月の調査結果 |