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第5回 企業情報サイトと商品サイトのリニューアルにおける
基本方針・戦略とは
複数サイトの整理がされていないと離脱率は高くなる!
大手および中堅企業の多くは、企業情報サイトや商品サイトの整理が進んでいない。それはBtoB企業も同様である。個別商品サイトをつくり過ぎてしまい、分散したままで収れんされておらず、継ぎ足しのコンテンツによって構築された複数サイトは、ネット利用者も少なからず戸惑いを感じる。
だが、利用者はそんなに根気強くなく、目的コンテンツを探すために、多くのクリックを要すると当然離脱率が高くなり、次回訪問するチャンスを奪ってしまう。
サイト到着後の複数サイトの連携戦略をもっと考えよう!
さらに、検索サイトの攻略に力が注がれるが、到着するサイトやサイト間の連携があまり考えられていないことも重要なポイントである。サイトリニューアルの際は、そうした複数サイトの方向性や効果的に活用する戦略を検討しよう。とは言え、戦略と言っても別に構える必要はない。今回、そのサイトリニューアルの戦略ポイントについて述べることにする。自社サイトをどのような方向性でリニューアルすれば良いのか。きっと頭を悩ましているのではないだろうか。
自社ポータルサイトの重要性を再認識しよう!
自社ビジネスや商品よりも株主やリクルーティング向けの企業情報が全面に突出しており、個々の商品やサービスについての詳細情報が見つけづらい企業サイトが少なくない。普通に考えれば、顧客があってのビジネスであるにもかかわらず、サイト構築においては、誰でもわかるというビジネスの基本が忘れられている感じは否めない。多くの複数サイトを持つ大手・中堅企業では、それらサイトを的確に分けるために自社ポータルサイトが必要であり、そのトップページではどんなお客様でも、わかりやすく目的コンテンツに誘導できることが必須である。そのため、トップページでは躊躇せずにファーストクリックさせることを検討してみよう。
今後は自社のニューサイトが増える状況となる!
Web2.0時代に入り、ネットが登場した当初にサイトを構築した企業のほとんどは既にサイトリニューアルの時期に入っている。その際、戦略として考えてほしいのは、今後自社における別ドメインサイトの増加である。本サイトとは別に各事業サイト、各商品サイト、各プロモーションサイトなど、自社サイトが増える傾向は今後も続くと考えても良い。そうなると、複数サイトを短期間に構築できるCMSタイプでのサイトリニューアルは戦略を実行する際には、非常に便利な存在になるであろう。CMSはコンテンツアップが簡単であるだけでなく、サイト構築の時間短縮が可能である。
サイト間連結や連携で無駄なクリックをなくす!
前述のように、今後1社で数多くのサイトを構築・運営することになる可能性が高い。そのため、関連サイトとの連携を考えておかないと、意図したようにコンテンツまでたどり着かなくなる。よくサイト内バナーなどのリンク先へ誘導されるようになっているが、クリックしたら、どこへジャンプするのかがわかりにくいことがある。
せっかく誘導しても、求めるコンテンツがない場合は後戻りさせることになり、そうした無駄なクリックが訪問者を疲れさせてしまう。このような状態をログ解析で判断するものの、ログ解析は単体のサイト内の動きではなく、複数の関連サイトでの訪問者のサイト間動線をデザインする必要がある。今後複数サイトでのログ解析が重要となるが、サイト間連結や連携で無駄なクリックをなくすことに目を向けてみよう。
- 新連載「一般企業におけるネットビジネスのポテンシャルを探る」(11月19日掲載予定)
マーケティングコンサルタント(株式会社市場通信) 波多野 精紀(2007.11)
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