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第2回 BtoB企業のサイトリニューアルにおける主な留意点
(その1)
組織対応型サイトリニューアルのすすめ
ネットの浸透によって、日常生活でのコミュニケーションや情報収集のアクションは明らかに変化している。
各種の調査でも、テレビや新聞、雑誌の利用機会や利用時間は減少していることが伝えられている。依然テレビのコンテンツは人気が高いものの、見たい時に見られる便利さでネット上の動画サイトに向かっていることも否めない事実である。ネットのサイト検索の影響からか、テレビコンテンツもネットで検索できるようにと要望する人も多いようだ。
このような流れは一般個人のネット利用の変化としてだけで捉えがちであるが、企業におけるターゲットへの広告や販促への対応策としても、いかにマーケティング現場で具現化するかがポイントである。
今までのマスメディア対応は、専門のセクションで十分だったかもしれない。しかしながら、自社サイトやネット系メディアでも幅広い活用が求められるようになった状況では、今までの組織の対応や体制をも変えなくては効果的な訴求が出来なくなっていることも確かである。
プロジェクトとしてのサイトリニューアル手順とは
ネットへの依存度が高まる中、大手・中堅企業においては、上位計画やメディア戦略の中で自社サイトの位置づけを検討し、社内における重要なプロジェクトとして、具体的に進めることが必要になってきた。
横断的なプロジェクトは中々実践できないとしてきた企業においても、今後のWebマーケティングやネット戦略は避けられないプロジェクトとなるであろう。今まで多くの企業サイトのリニューアルをさせて頂いており、そのプロジェクト手順は次に示すとおりである。
- 1) 上位計画とプロジェクトにおける戦略確認
- 2) サイトリニューアルの目的と方向性の検討
- 3) 現状のサイト構成とドメイン戦略
- 4) 主力商品の選択とWebサイト活用方針
- 5) その他商品とWebサイト活用の考え方の整理
- 6) Webサイト全体の基本コンセプトづくり
- 7) 企業情報サイトと商品サイトの基本方針とサイト構築
- 8) 主力商品サイトリニューアル戦略とサイト構築
それでは、上記8つの検討ステージにおける留意点を簡単に説明する。
上位計画とプロジェクトにおける戦略確認について
タイトルを見ると難しい内容のように見えるが、既に動いている上位プロジェクトの中で、Webマーケティングやサイトリニューアル戦略をどのように連動させていくか。それは、その他プロジェクト担当者との連動を促すことが一番重要なポイントと考えよう。ネットはその他プロジェクトと何らかの連携があり得るからだ。
また、このステージは必ずセクション間での考え方の違いがあるため、プロジェクトを単なるサイト制作と考えず、自社にとって横断的にコンセンサスが必要であり、かつ大切なプロジェクトとしての位置づけを社内で確認するためにあると認識しよう。
サイトリニューアルの目的と方向性の検討について
何かやらなければないないが、主たる目的とどのような方向性でネット戦略を展開していくか。企業の担当者は、日頃、業務においてWebサイトに接していても、あらためて言われると難しいものである。それは、Webマーケティングやサイトリニューアル以前に、組織や商品開発、商品販売、各種販促など、問題点が多く絡んでいるからである。
そこには各セクションにまたがる問題点も含まれており、ネットにおいて出来ることと出来ないソリューションがあり、そのためにセクション間のねじれが会社としての目的や方向性を失うこともある。立ち入ることが出来ない領域はどの会社にもある。
続きは次回述べることにする。
マーケティングコンサルタント(株式会社市場通信) 波多野 精紀(2007.9)
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