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第4回 Web2.0時代のCMS活用術(その2)
CMSを活用してSEO対策をするには2つの方法がある。ネットやWebサイト構築テクニックを駆使して、検索サイトでの表示結果を上位に押し上げる方法と、キーワードやコンテンツを賢く考慮して実施する方法がある。前者では度が過ぎると検索エンジン側で作為的な方法と判断され、検索サイトからすべての表示内容が消えることもある。その場合、Webサイトを改善しても1〜2ヶ月は復元しないため、危険な方法であることに間違いない。後者はいわゆる“最適な”方法で情報をアップさせる手段である。無理なSEO対策を行っても、一時的なものであるため、コンテンツ自体が魅力的なWebサイトになる後者の方法をお勧めしたい。今回は、後者について述べることとする。
※SEO (Search Engine Optimization)サーチエンジンの検索結果のページの表示順の上位に自らのWebサイトが表示されるように工夫すること。
カテゴリーとキーワードの関係をマスターしよう!
CMSを活用すると、今まで出来なかったようなことが簡単にできる。Webサイトは一度サイトリニューアルしてオープンしてしまうと、情報発信を怠ることが多いが、CMSは構築した後からが本格的なスタートと言える。CMSの“箱”を作る際には、カテゴリーを決めて、それにしたがってコンテンツページを設定する。例えば、日立情報システムズの場合は、トップページの各業種と内部統制、ERP、 Webマーケティング 、アウトソーシング、 セキュリティ 、ネットワークなどがカテゴリーとして設定されている。
これが検索サイトにおいて、ネット利用者が調べる際のメインキーワードになる場合が多い。「内部統制」であれば、「内部統制 ソリューション」という複数ワード検索として想定すると、「ソリューション」がサブキーワードとなる。このように、メインキーワードは各カテゴリーとしてCMSでセットされているので、サブキーワードでは自社ターゲットが興味を持つキーワードを含んだコンテンツを最新情報としてアップすれば良いのである。前回書いたように競合他社よりも早く旬のキーワードを組み込むことが1つの技でもある。他社サイトに比べて格付けに負けている場合は、他社サイトに勝つためのテクニックとしてトライしてみよう。
目的ページへは最短クリック数で到着させよう!
CMSを使って、トップページに各更新情報(商品情報、導入事例、アクセスランキングなど)がレイアウトされていると、検索ロボットがトップページと判断する確率が高くなる。これはコンテンツの更新・追加情報がトップページに表示されるようにレイアウトされているため、検索ロボットがトップページへと導くようである。また、最近はサイト数が増えすぎて、トップページしかクロールされていないということも、まことしやかに噂されているが、定かではない。
検索サイトから自社サイトのトップページ(集客ページ)やランディングページ(情報発信ページ)に導く際には、いずれの場合も、ターゲットに見せたいページやレスポンスページ(問い合わせや引き合いなど)へ誘導することが大切である。とくに、初回訪問では閲覧ページ数は平均4ページ〜6ページであり、スムーズな誘導が最終的なコンバージョンレートをアップさせることになる。
今回述べた方法はCMSを使用しなくても可能であるが、CMSを使用することでいつでも素早い情報提供が簡単にできる。CMSでWebサイトを構築しても、この方法を活用しなければ、CMSを使用する意味がない。次回は素早い情報提供のためのコンテンツづくりのテクニックについて述べることとする。
※ランディングページ Webサイトにおいて、サイト訪問者が最初に訪れるWebページ。このページを工夫し、訪問者が会員登録や商品購入など収益につながる何らかの取引を行う割合(コンバージョンレート)を高めることをLPO(ランディングページの最適化)という。
※コンバージョンレート 企業Webサイトの訪問者数に対する、そのサイトで商品を購入したり会員登録を行なったりした人の割合。
- 第5回 Web2.0時代のCMS活用術(その3)(6月4日掲載予定)
マーケティングコンサルタント(株式会社市場通信) 波多野 精紀(2007.5)
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