前回は、Web2.0対応のCMSの利点として、集客、トップページのレイアウト、サイト内誘導、サイト内プロモーション、社内ナッレジやイントラとの連携などが改善できることを挙げた。そして、Webサイトの訪問者が最初に到着するページではトップページの割合が大幅に上がり、このページから離脱する人が半減することを述べた。今回は、それらを少し具体的に解説してみよう。
多くのお客様が目的のコンテンツを検索サイトで調べる以上、企業のWebサイトは、検索サイトの表示結果でより上位に表示される必要がある。刻々と変わる市場やお客様に対して、商品やサービスをタイミング良くアピールすることが実績に影響するからだ。特に、お客様が検索するキーワードと自社サイトにあるコンテンツのキーワ−ドとのマッチングが重要となる。
また、企業サイトへの集客は、コンテンツのカテゴリ分類や主要キーワードに日々気を遣うことが大きく影響している。そのため、主要キーワードと「旬」のサブワードなどの複数ワードを競合他社よりも早くアップすることが大切である。たとえ主要キーワードでの格付けにおいて競合他社に負けていても、CMSを活用して素早い情報アップを行うことで自社サイトへ集客することが可能である。
さらに、新商品や新サービスを市場に出す場合は、ネットで調べて誰よりも取り込むのが早い“イノベータ”の存在を忘れてはならない。新たなモノの購入者層は、こうした人達がブームをつくる。検索サイトでも同様であり、新情報のアップとイノベータがサイト上でマッチングすることが欠かせない。これを「イノベータマッチング」と筆者は呼んでいる。購入を引っ張る先進的な人を無視するわけにはいかないのである。
CMSを活用したサイトには、よくアクセスランキングがトップページなどに配置されている。これは、何のためにあるのか。一般的には期間を10日〜15日間で区切り、サイト内でよく読まれるコンテンツやページをアクセスログから自動配置することが多い。サイト内でクリックされるものもあるが、一定期間内で検索サイトからアクセスされることが多いページと考えても良いのである。
これらのページは多くの人が読んでいる内容なので、サイトに到着して思わずクリックしてしまうメリットもある。また、企業の運営者側からすればどんなコンテンツが好まれているか、ログ解析を直接見なくても、自社サイトのトレンドがわかるというメリットがある。
また、検索サイトの表示結果から到着している場合が多いので、その検索ワードで上位表示されていることも考えられる。つまり、他のページよりも多く読まれているために、本来見せたいページにそのページから誘導することも大いに可能であることも考える必要があろう。企業の運営者側はそのページに最新情報や追加情報を書き足して、より見せたいページに誘導することができるのである。これも素早くアップできるCMSだからこそできる技である。
次回もCMS活用術を述べることにする。