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アクセシビリティガイドライン

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  • アクセシビリティとは

 
 アクセシビリティ(Accessibility)という言葉は、「障害を持つ人も利用できるように配慮されている」状態を指す時に用いられます。健常者と障害者に区別を設けるのではなく、「障害者でも利用可能」というように、あらゆる人が対象であるという意味を含んでいます。
 したがって、アクセシブル(accessible)なウェブとは、健常者だけではなく、各種障害を持つ方々にも、さらに高齢者や子供といった、これまでウェブの利用対象としてあまり考えられて来なかった人々にも利用できるように作られたウェブサイトのことを指します。
 
 
  • なぜアクセシビリティか

 
 近年、インターネットが急速に普及しました。個人から企業まで多岐にわたるウェブサイトがネット上に公開され、ウェブサイトは私たちの生活において、必要な情報源の一つとなりました。インターネットユーザは年々増加し、多くの人がインターネットを利用して、日常的に情報を取得しています。ウェブサイトを利用した企業の情報発信の有効性は、益々高まっています。
 こうした状況から、利用者が拡大したということは、ユーザの身体条件、利用環境が非常に幅広いものになったことを意味します。ところが、一般的にウェブサイトのユーザーには、10〜30代の健常者で、パソコンの利用にある程度慣れている人々を想定しています。そのため、それ以外の人々には理解しづらいレイアウト、内容、表現、文字などでウェブ画面が構成されています。
 今後の日本が高齢化社会を迎えることを考えると、高齢者の特徴や高齢に伴う障害(失明、視力の低下など)を配慮して、インターネット利用の阻害となる要因を取り除くことは重要です。

 多様な人間がウェブコンテンツを利用できるように、デザイン制作者及びHTML開発者は、情報メディアを複数用意したり、情報を得るための代替手段を提供したり、複数の操作手段に対応するといった点に配慮する必要があります。
 以上の背景から、障害者や高齢者まで含めた、個人の持つ能力差にかかわらず、できるだけ多くの人が目的の情報に容易に近づけるようなウェブページの設計を目指したガイドラインを策定しました。
 
 
  • 遵守項目

 
 W3C(World Wide Web Consortium)のウェブアクセシビリティを参考にして、日本語環境を考慮した日立情報システムズのウェブアクセシビリティ遵守項目を示します。
 
項番 遵守内容
1 ウェブコンテンツは、W3C テクノロジーに準拠して作成する
2 スクリプト、アプレット、プラグインなどには代替手段を設ける
3 ユーザがどこに位置しているか把握できるようにする
4 どのページからでもトップページに戻れるようにリンクを設ける
5 サイトロゴ、サイトメニューなどは、同じ位置・表記にする
6 ページの内容が伝わるよう適切な<title>を入れる
7 サイト全体の構成が分かるようにサイトマップを設ける
8 特定デバイスによる操作に限定しない
9 新規ウインドウは控える
10 HTML文書の論理構造を明確にする
11 テキストの文字サイズ、文字色はスタイルシートを用いる
12 前景色と背景色に十分なコントラストをつける
13 色がなくても同等の情報が得られる
14 レイアウト目的で、単語内にスペースなどを設けない
15 識別に用いる記号、機種依存文字、装飾要素は単独で使用しない
16 ウェブコンテンツ作成は、分かりやすい表現・説明に努める
17 画像やリンク画像にはalt 属性をつける
18 イメージマップはクライアントサイドを利用し、alt属性をつける
19 早い周期で画面を明滅させない
20 テキスト、画像情報、Flashの変化速度に注意する
21 動画や音声情報には、代替手段を設ける
22 動画や音声情報に制御(開始・調整・終了)を設ける
23 レイアウト用のテーブル作成には音声ブラウザを考慮する
24 表は分かりやすい構造にして、その構造を明示する
25 フレームの使用は最小限にする
26 フォームの要素は操作性・項目数・内容の明確さを考慮する
27 ナビゲーション箇所はスキップできる
28 入力制限を設けず、制限時間がある場合、延長・解除できる
29 HTML文書に言語コードを記述する
30 ナビゲーションやリンクボタンの操作性に配慮する
 
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