「On your side」の精神で豊かな社会づくりに貢献するCSR活動をめざします。
日立情報のCSRの原点
社会に大きな影響を与え続けているITは、Webの著しい発展などにより、もはや私たちの生活に欠かせないインフラとして定着しつつあります。一方、企業のビジネス展開においても、IT戦略は、経営戦略そのものといえるほど重要なものとなっています。
コンピュータ黎明期である1959年の創立以来、社会の情報化の一翼を担い、幅広い業種でさまざまな業務のIT化に携わってきた日立情報では、お客様の大切な情報をお預かりし、それに付加価値を与えてお客様の経営や業務をサポートしてきました。こうした社会の発展を下支えしてきた責任と自負こそが当社CSR活動の原点であり、「情報セキュリティ・環境保護等の総合運動」や「本業を通じたCSR」へと続く基本理念になっています。
相手の立場に立って考え行動する「On your side」の追求
当社は経営方針に「お客様の満足」「株主・投資家の皆様の満足」「従業員の幸福」「社会からの信頼と高い評価」の4点の実現を掲げています。この方針のもと、積極的な事業拡大による企業価値向上をめざした「中期経営計画2007-2010」を2007年度より進めていますが、その一環として、地球環境への負荷を低減する「環境データセンタ構想」の推進など、「本業を通じたCSR活動」にも力を入れてきました。
こうした活動をより推し進め、経営方針実現によりお客様や社会が直面する課題解決に貢献していくため、2007年4月、新たなコーポレートスローガンとして「On your side」を策定しました。このスローガンは、従業員の意識統一を図るための合言葉であり、「相手の立場に立って考え、新しい価値の創造に向けて積極的に行動する」という企業姿勢の、すべてのステークホルダーに向けた所信表明でもあります。
ITサービスの提供を通じた「On your side」の追求により、社会の人々がよりよい関係でつながり、それが豊かな社会の実現へとつながる。それが当社のめざす姿です。
従業員一人ひとりの意識と実践を重視
情報を扱う企業として、また「On your side」の精神に則った「本業を通じたCSR活動」実践のうえでも、従業員一人ひとりの社会参画意識を高めることは不可欠です。当社では、コンプライアンス意識の徹底はもちろん、多様な人財が自由闊達にコミュニケーションを図り、もてる力を最大限に発揮できる働きやすい職場づくりを推進しています。
2007年度は、システムの品質向上と事故撲滅をめざす「Z1運動」、お客様満足を継続的に向上させる「C1運動」に取り組むとともに、職場懇談会に加え「ビジネスプロセス&オピニオン・サーベイ」を実施し、従業員の声を会社経営に生かす取り組みも強化しています。
ステークホルダーの皆様とともに豊かな社会の実現をめざす
今回お届けする「CSRレポート2008」は、これまでのCSR活動の成果を再確認するとともに、達成できていない課題を明確にし、社内外に発信する役割も担っています。今回は特集として、社会問題化している「偽装請負」と「下請法違反」に対する当社の取り組みを掲載しました。改善すべき課題や今後取り組むべき課題もまだまだありますが、解決に向けて一つひとつ真摯に取り組んでまいります。
なお、当社は2009年に創業50周年を迎えます。これまで当社はお客様やビジネスパートナーなどさまざまなステークホルダーの皆様に支えられ、成長を遂げてまいりました。今後も「On your side」の精神に則り、ITサービスの提供を通じて、皆様とともに、豊かな社会づくりに貢献してまいります。
本年も、皆様の忌憚のないご意見とご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
2008年6月
執行役社長