- 日立企業年金基金様は、I型からII型へ移行後、再度I型へ戻されているようですが、まず2001年にI型からII型へ移行した経緯を教えてください。
日立製作所厚生年金基金の時代には、代行部分の管理も含めて自前でシステム化していました(I型)。しかしながら、この部分のシステム運用及び開発・保守のコスト負担が大きかったため、代行部分に関するシステム管理の負荷を軽減することを目的に、II型への移行を行いました。
- II型へ移行して、代行部分の管理の負荷が軽減できたんですね?
代行部分のシステムに関する負荷は確かに減りましたが、どうしても委託先のスケジュール、委託先の業務運用に合わせなければならないのが逆に負担になりました。委託先のスケジュールに合わせて指図データを準備するため、各事業所からの届出締め切りを早めに設定しなければならない。また、データを指図してから、委託先のシステムに反映するまでにタイムラグも発生していました。 委託先で管理しているデータ項目もI型の時と比べると制限がありました。日立基金は、加入者も受給者も多いので、問合わせを受けても即答できないことが増えてしまいました。
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代行返上とキャッシュバランスプランの導入 〜基金の運営はどうあるべきか〜
- では、再度I型に戻したきっかけを教えてください。
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代行返上のタイミングと合わせて、キャッシュバランスプランを導入したのが大きなきっかけでした。厚生年金基金(加算部分・薄皮部分)の給付とキャッシュバランスプランと合わせて2つ制度を運営することになり、ますます制度が複雑化することは間違いなく、今まで以上に効率的な運営が必要となりました。
そこで、基金の今後の運営はどうあるべきか、をトータルに検討した結果、I型を選択しました。データをより正確に、効率良く管理して、加入者・受給者に向けて、もっといろんなサービスやサポートができるようにしたかったのが大きな要因です。
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日立企業年金基金
主任 日吉 貴一様
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- 再度I型に移行したことで、どんな変化がありましたか?
I型に移行したことで、私たち基金の仕事は大きく変わりました。全てのデータを自らのシステムで管理することで問合わせには正確且つスピーディに対応できるようになりました。また、業務委託によるタイムラグが無くなり、日程的な余裕が生まれたことで、事業所の業務日程や会社の人事システムスケジュールを踏まえた業務運営が可能になりました。
何よりも最大の変化は、各職員が効率良い方法を自由に考えて業務を改善できるようになったことです。II型の時には、委託先から提供してもらえるデータや帳票は定型化されたものなので、なかなか欲しいデータは手に入らなかった。でも、今はデータベースから必要なデータを抽出して、各職員が効率良く活用できるようになりました。受給者に渡す帳票類も分かりやすい内容に改善されたと思います。このように各職員の効率化の知恵が結集して、日々の業務運営のブラッシュアップにつながっています。
- 問合せへのスピーディーな対応もそうですが、加入者・受給者のサービスは変わりましたか?
加入者向けの年金試算システムをイントラネットにて公開を始めました。今までは、年金の試算をしたかったら、総務に「いつ辞めたらいくらもらえるんでしょうか」と問合せが必要でしたが、今は加入者本人が、自分の年金額を試算できるようになっています。退職時の試算だけでなく、将来の人生設計を考える際に活用してもらえることを期待してます。
- 日立企業年金基金様の、今後の展望をお聞かせください。
今後は、受給者向けのサービスをより一層向上したいですね。年金制度は、歴史が積み上がるほどに、受給者が増えてきます。今後、さらに増える受給者のために、システムをどう活用していけばいいのか検討を続けていきたいと思います。
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日立企業年金基金
1963年4月に日立製作所厚生年金基金として設立。代行返上および制度変更に伴い、2003年10月日立企業年金基金に移行しました。
日立企業年金基金ホームページ:
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- 日立企業年金基金様は、日立公共システムエンジニアリング株式会社の事例です。
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