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受注から出荷、会計処理までを一気通貫で管理。
業務の効率化をはじめ、決算処理の迅速化などを実現。
主に自動車部品の鋼管素材を加工する専門メーカーであり、「冷牽引抜鋼管メーカー」として業界でもトップレベルのシェアを誇る新昭和鋼管株式会社様。
同社では、近年における製品構成の変化や、かんばん生産への対応などの課題を解決するため、業務改革を前提とした情報システムの再構築を推進。その際に採用されたのが統合業務パッケージ「天成」です。日立情報システムズでは、このパッケージの提供を通じて、同社の新情報システム構築をサポートさせていただきました。 |
・一気通貫で管理できるシステムで業務効率が向上した
・決算処理日数を従来より4日短縮し、6営業日での決算を実現できた
・情報の一元化により、効率良く管理資料の作成や閲覧ができるようになった
新昭和鋼管株式会社様は、多様化・高度化する引抜鋼管のニーズに対応するほか、「商社」としても販売面で高い評価を受けています。
部品鋼管加工例
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パワーステアリング用部品
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- 当時の事業形態にあわせて開発したシステムでは、製品構成の変化やかんばん生産への対応などに限界がきていた
- 生産管理や販売管理などのシステム間が分断されていて、つなぎの部分に人手が必要だった
従来の引抜鋼管専用システムでは手詰まりになり
生産管理・原価計算などにも対応できるシステムが望まれていた
経営企画部 業革推進室
室長 伊藤順造氏
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同社の主力製品は、受注生産方式で材料管を客先仕様に加工して納品する「引抜鋼管」です。またその「引抜鋼管」を、さらに客先支給部品と組み合わせて加工した「部品鋼管」の納入も近年増加しています。しかしこれは、指定された日時にその数量だけを納入するかんばん生産方式のため、生産管理や原価計算などへの対応が重要課題となってきました。
同社の経営企画部 業革推進室 室長 伊藤順造氏は、「当社のTPM*活動の一環に、情報システムの再構築を行い、効率性を高めるという計画がありました。従来のシステムは、6年前に構築した引抜鋼管専用であるため、製品構成の変化やかんばん生産への対応など将来的なことを考えると、もう手詰まり状態でした。しかも、生産・販売・財務などそれぞれのシステムが個別に稼働しており、システム間を手作業でつないでいたため非効率的でした。新システムではこれをなくし、受注から出荷、会計処理までを一気通貫で行えるシステムにしたかったのです」とシステム再構築の背景について語ります。
*TPM:Total Productive Maintenance「全員参加の生産保全」の略称
受注生産とかんばん生産の両方を管理できることが最大のポイント
また、高い適合性で特殊な業務要件にも対応
同社が機能、価格、拡張性、信頼性、将来性、利便性の観点からパッケージソフトを選定した結果、統合業務パッケージ「天成」が採用されました。その採用のポイントについて、「主力製品の引抜鋼管は受注生産ですが、今後成長が期待できる部品鋼管はかんばん生産方式です。この両方の生産方式を管理可能な点が、「天成」導入の一番大きなポイントとなりました」と、伊藤氏は語ります。
さらに、「天成」は柔軟にカスタマイズできるため、同社独特の業務要件に対応できたこともひとつのポイントだったと言います。「導入にかかるスピードやコスト、業務の標準化などを考慮して、ある程度ERPに業務を合わせることになりました。しかし当社は一般の製造業と異なり、個数のほかにも重量や長さ、本数なども管理する必要があります。また、製品に対して発行された受注番号で製造や出荷、売り上げ計算などすべての工程をひも付けて管理したかったのです。こうした標準機能にない部分についても、『天成』の優れたカスタマイズ性で対応することができました」
システムの運用工数が大幅に削減され、決算作業日数の短縮も
「天成」を導入したことで、業務効率の向上と運用工数の削減が図れました。「当社工場には選任のシステム管理者が存在せず、従来のシステムでは 障害への対応が困難でした。しかし、『天成』導入後はシステム障害が減少し、障害問い合わせ件数自体も減りました。もし障害が起きた場合にも、どこの工程で何が起こったかを把握できるため、迅速に解決できるようになりました」(伊藤氏)
同時に、決算作業工数の短縮も実現しました。「基幹業務のリアルタイム処理と全社実績情報収集のデイリー化により、データ精度が向上したと同時に締め切りピークを解消することもできました。従来10日ほどかかっていた決算処理を4日短縮し、6営業日での決算を実現しました」また、情報を一元化したことにより、効率良く管理資料の作成や閲覧ができ、工数削減を図れました。

天成の運用イメージ
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さらなる効果追求と、部品鋼管用の生産管理システムの早期稼働が目標
今後の展望について語る
伊藤氏
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今後の展望について伊藤氏は、「現在、主要なカスタマイズも済み運用が安定してきたので、枝葉の部分を充実させ、より効果的にERPパッケージを活用できるよう追及していきたいです。具体的には、バーコードリーダ導入による情報入力の簡略化などを考えています」と、語ります。
また同社では、第二次計画として部品鋼管の生産管理システムの開発を進行中です。「今後は、より付加価値の高い部品鋼管のニーズが高まると予想されるため、主に部品鋼管の生産を行っている岐阜工場で、生産管理システムの早期稼働を目指しています。しかしここで課題となるのが、かんばん生産方式の部品鋼管には1ヵ月の生産総量を日割り計算でき、それを修正変更する機能が必須であることです。今後、日立情報システムズと協力してこの問題を解決していきたいです」
本事例に記載の情報は初掲載時のものであり、閲覧される時点では変更されている可能性があることをご了承ください。