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店舗規模の拡大に対応した小売・飲食業向けの総合業務ソリューションを導入
業界レベルでの共有化をはかり、さらなるコストの低減を推進
 株式会社ドトールコーヒー(以下、ドトールコーヒー)様は、店舗規模の拡大と新規事業分野への展開、さらにはPOSなどハードウェアの老朽化という問題もあり、従来のオフコンによるシステムから、本部側のWebシステムと店舗側のクライアントサーバ型という複合型総合業務ソリューションを自社で構築。さらにこのシステムを同業他社とも共有しようとされています。今回、日立情報システムズでは、パートナーとしてこれらのシステムの商品展開と販売面でお手伝いをさせていただいています。 |
・店舗−本部間の売上データなどのやりとりを日次バッチ転送から随時転送に変更し、店舗情報をリアルタイムに把握できる
・発注入力時のミスがほとんど無くなり、本社スタッフのチェック業務が軽減された
・小売業・飲食業における基幹業務を効率的に処理するシステムモデルを構築することができた
| 業種 |
飲食業 |
| 所在地 |
東京都渋谷区神南1-10-1 |
| 従業員 |
844名(2003年3月期) |
| 事業概要 |
コーヒーの焙煎加工・販売/食品の仕入、販売及び輸出入/飲食店の経営/フランチャイズチェーンシステムによる飲食店の募集及び加盟店の指導 |
| URL |
http://www.doutor.co.jp/ |
ドトール様は、1962年の設立以来「うまさとは、人の心に感動を呼び起こすものでなくてはならない」というポリシーのもと、一杯のおいしいコーヒーのために、コーヒー豆の生産農園の立地や栽培方法にはじまり、管理体制や店舗展開にまでこだわりを持ち、徹底した品質管理を行ってきました。その結果2004年2月時点で、6つの業態で約1,300店舗を展開しています。
- 店舗数の拡大に業務システムの対応が難しくなってきた
- オフコン利用のため流通しているパッケージが少なく、必要なソフトを自社で開発しなければならなかった
- POSレジの仕様が古くなり、新たな店舗への供給が危うくなってきていた
- 各店舗からの発注における人的ミスが非常に多く、それをチェックする本部側の負担が大きかった
店舗規模の急速な拡大とハードウェアの老朽化にともない新システムを構築
発注データのミス防止も課題
情報システム部 部長
永田 憲司 氏
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多店舗展開を行っている企業の基幹系システムにとっては、店舗数が大きな影響力を持ちます。同社の従来のシステムは、約500店舗だった頃に1,000店舗までの拡張を見据えて構築されたものでした。そしていよいよ1,000店舗を超え3,000店舗への拡大計画が発表されたことにより、新システム導入の検討をスタートしました。POSレジ自体の老朽化や、世の中がWindowsベースのPOSレジに移行し、専用OSのPOSレジの供給が難しくなってきたことも、要因のひとつです。そこで、それまで6つの業態ごとに縦割りで行ってきたシステムを、売上登録や発注、勤怠など共通項目を一括処理可能なシステムで処理体系を統一することにしました。また、各店舗のオペレーション面では、入力や発注に関するミスを減少させ、本社の発注担当者が確認に要する人的負担を極力軽減することに狙いを定めました。
今後の展開を考慮してブランド力のある日立情報システムズをパートナーに
社員に貫かれている企業文化に感銘
「自分たちが関わって作ったこの『小売・飲食業向け総合業務ソリューション』を世の中に広めていこうと考えたとき、やはりIT企業と組んでいくことが必要になってくるわけですが、ITだけを行っている企業ですと今ひとつ一般の経営者に馴染みが薄いし、ベンチャー企業では心配な面がある。その点日立情報システムズなら、以前からPOSレジでのお付き合いにはじまり、基幹系の店舗・本社間システムやユーザー・インタフェイス構築などほとんど全てに関わってもらっていて、当社のことをよくわかってくれているという大きな信頼感がありました」と情報システム部部長の永田憲司氏。「実際、一緒に仕事を始めてからも、ユーザーの立場で提案してくれる、できる・できないをはっきりと示してくれる、何があっても絶対にやり抜くという姿勢は、日立情報システムズに息づくしっかりとした企業文化を感じさせてくれました」
javaで組みながらもシステムの堅牢性を第一に考えクライアントサーバ型を選択
発注画面の改善で発注ミスを防止

情報システム部 部長
永田 憲司 氏
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今回の新システムでは、各店舗システムをjavaで構築し、店舗のPOSレジとノートPCをLANで連動させています。店舗と本部間のデータのやりとりは、VPNによる非同期通信を利用し、単品別売上管理などの細分化された大量データ処理に対応。また、高頻度にデータ送信することで、ネットワークと本部サーバの負荷を分散しています。さらにjavaを使用しながらもクライアント・サーバ型にしたことによって、万が一ネットワークやサーバに障害が発生しても、問題なく各店舗での業務を継続できるようになっています。
オペレーション面では、導入以前には発注の際のミスが多く、店舗の増加がそのまま本部スタッフの負荷につながっていました。今回のシステムでは発注入力画面でこれまでの発注履歴や推奨商品・必須商品などを参照しながら入力できるようにしたほか、入力ミスがあると次の画面に進めなくなるなどの工夫が盛り込まれました。
「発注画面の改善効果は非常に大きく、本部スタッフのチェック業務が大幅に削減されました。今では各店舗で入力されたデータをそのまま発注先に送信しても、ほとんど問題ない状態になってきました」(永田氏)

システムイメージ
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- 店舗−本部間の売上データなどのやりとりを日次バッチ転送から随時転送に変え、店舗情報がリアルに把握できるようになった。
- 発注入力でのミスがほとんど無くなり、本社スタッフのチェック業務が軽減された。
- 小売業・飲食業における基幹業務を効率的に処理するシステムモデルを構築することができた。
業界への普及によってお互いの開発・導入コストの低減と効率化を推進
ドトールコーヒー様には、今後は通信インフラの動向を見極めながら、店舗−本部間でWebサーバによるリアルタイムのデータ入力を指向していく考えも視野にあります。店舗情報の把握がリアルタイムになれば、特定店舗で売上状況に変化がある場合、その地域のスーパーバイザーが即座に行動できるようになるなど、すべてに対して迅速に対処できる環境ができあがります。しかし通信の環境が整備され、さらに安定感が得られるまでは現在のクライアントサーバ方式での非同期通信を継続する予定です。このシステムを利用したビジネス展開について永田氏は「基幹系システムの導入・再構築には大きなリスクが伴います。当社で稼働実績のあるこの『小売・飲食業向け総合業務ソリューション』なら自前主義によるリスクを負わずに、しかも自分たちの身の丈に合った基幹系システムが構築可能です。企業間の垣根を越えて業界レベルで導入コストやソフト開発コストの軽減を実現して行きたいと考えています」と語りました。
本事例に記載の情報は初掲載時のものであり、閲覧される時点では変更されている可能性があることをご了承ください。
